歯周病で早産リスクが上がるってホント??
こんにちは!なかおか歯科こども歯科 歯科衛生士の簗瀬です😉
まだまだ暑い日が続いていますので体調には十分に気を付けてお過ごし下さいね!!
歯周病が全身疾患に影響することは皆さんご存知ですか?
様々な病気に悪影響をもたらす歯周病ですが、今回は早産への影響についてお話したいと思います。
❶歯周病菌の中にP.g菌(ポルフィノモナス・ジンジバリス)という細菌が存在します。この菌が口の中から血管内に移動していきます。
❷血管内に入ったのち「子宮」や「胎盤」に感染します。
❸感染した後は炎症性サイトカイン(炎症の重要な調節因子で細胞から分泌されるタンパク質の総称)が増えます。
❹その後、胎児に感染して臓器や器官の発達障害を引き起こしたり、分娩開始サインのホルモンを分泌を促してしまいます。
❺分娩が促されてしまうため「早産」や「低体重児」へと繋がります。
以上のような流れで歯周病が原因で早産や低体重児のリスクが上がります。
現在妊娠中の方や今後妊活を始めようとしている方は特に歯周病菌の管理が重要になります。管理のためにはお家での歯磨きの仕方や歯医者でのお掃除で歯周病菌のコントロールをしていくことが出来ますので気になる方はお気軽にお声がけください。